片岸みつ子弁護団一同

2004年5月23日にみつ子さんは、突然、窃盗容疑で逮捕されました。
みつ子さんは、それまで殺人容疑での任意の取り調べに応じていましたが、殺人容疑を認めず潔白を主張していました。この窃盗容疑なるものは、生前から預かっていたお兄さんの通帳から、預金を引き出したというものです。 しかし、みつ子さんが預金の引き出しを行ったのは、お兄さんの生前の意思に従ったものでした。預金を引き出したことは隠さずに警察にも話し、刑事にもその引き出したお金を見せて確認してもらっていました。
通常、このような事案で立件されるかは大変疑問ですし、まして逮捕されることなど考えられません。明らかに殺人での自白強要のための別件逮捕でした。この段階で、私たちが弁護人に付きました。 当然のように接見禁止がついて、弁護人以外との面会が認められなかったこともあり、それ以降はほぼ連日、みつ子さんとの面会を行いました。
やはり、みつ子さんには、殺人容疑での厳しい取調べがなされましたが、一貫して身の潔白を主張し続けました。
7月1日には、威力業務妨害で再逮捕されました。兄嫁がお兄さんと別居生活を続けながら、実家の離れをほぼ独占的に公文教室として使用していましたが、離れの所有者であるお兄さんやお母さんに使用してもらうため、その一部に壁を作って間仕切りしたということを事件から2年も経って持ち出してきたのでした。明らかな別件逮捕であり、実際の取調べも、相変わらず殺人容疑の厳しい追及が連日なされました。

それでも、みつ子さんが落ちないので、客観的な直接証拠もなく、窮地に追い込まれた警察は、みつ子さんの同房に送り込んだ女性をスパイに仕立て上げ、虚偽の告白をでっち上げて殺人放火の起訴に持ち込んだのです。

無実の人を有罪にすることなどあってはなりません。裁判では、警察のでっち上げであることを明らかにし、みつ子さんの無罪を勝ち取るため、弁護団としても全力を挙げて取り組んでいます。支援の輪が広がり、裁判所にその思いが届くことを祈っています。